書籍・雑誌

通じなくても通じる話

ヨコハマですけども 某ファッション誌掲載の
連載エッセイをみて
穏やかだけど面白い語り口がいいな
と思っていた角田光代さんの本を
読んでるとこ。


恋するように旅をして

(角田光代・著/講談社文庫)


ベトナムやラオスなど、アジア諸国を作為なく旅する作者が
楽しかったり不思議だったり不愉快だったりする
作為のない出会いを積み重ねていく。
行動的なのか消極的なのかわからないその旅のスタイルが
かえって小さな心の揺れまでゆっくりと見つめさせるのかも。
出会った様々な人々の息づかいや、土地の空気まで感じられそうな
ユーモラスでちょっと寂しげで、味わい深いオハナシが詰まってます。


ワタクシ、旅の経験はほとんどないのだけれども
唯一行った海外旅行で忘れられない出来事がひとつ。

赤道付近の島。
さんさんと照りつける太陽のもと、毎日たっぷり食って泳いで寝る。
そんな脂肪生成マシーンのような日々のなか
時々我に返ってはホテル内のジムに行っておりました。

ある日、マシンでせっせと汗を流していたところ
ホテルの清掃スタッフらしき女性が一人入室。

おせじにもテキパキとはいえない動作で窓なんか拭いてると
同じように女性スタッフがもう一人入室。

途端に二人は仕事そっちのけでおしゃべり。
あらまぁ、ここはサボリ部屋なのねぇ、と思ってたら声をかけられた。

英会話教室を途中で挫折した過去を持つ身としては内心どきり。
でも彼等もネイティヴは英語じゃないんだし、と
なんとな~くの会話を試みてみる。

日本から来たというと羨ましがられたり
遊びに来なよと言ったら「物価が高いからねぇ」と言われたり。

彼女たちは私なんかよりよっぽど英語ができてたおかげで
なんとか会話らしきものが成立。
それでもお互い言ってることの3割程度しか通じてなさそうな表情...

しかしこの後、私の一言で2人はキャーキャー言いながら大爆笑。
しばらくみんなで笑いまくったのであります。

まぁ、言ってることの半分も聞き取れてないんだけれども
不思議と何を言ってるかわかる、みたいなカンジ。

詳細は伏せますが、恋愛話と猥談は
言葉の壁を飛び越えるっちゅーことなのかしら。

楽しくもちょっと不思議な時間だったです。



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『ブレイブ ストーリー』公開間近

宮部みゆきさんの『ブレイブ ストーリー』がアニメで上映されるんですね。
いやー、知らなかった。
どんだけファンタジー映画ばっかり出てくるんだか。
声の出演者には、松たか子さん、大泉洋さん、ウエンツ瑛士さん...
わりと好きな人たちばっかりだな。見ちゃうかな。
しかし、キャスト紹介のページの樹木希林さんはスゴイな。


宮部さんの作品はいくつか読みました。
だいたい何を読んでもほぼ面白いのが驚き。
いろんなジャンルを書いているので、ものによって好みは分かれるところでしょうけど。

しかし、なんといってもダントツに好きなのは『火車』。
ラストシーンに向けて収束していくあの緊張感がたまらない。
ずっしり思い読後感が、いつまでも余韻を残すスゴイ作品。

ごはん?クロスファイア 』、『R.P.G. 』などもよいですね。
どれも、心に暗い思いを秘めた女性が主人公の作品ですけど。
その芯の強さにあこがれつつ、それが怖くもあり。
追いつめられた背景が痛い作品ばかりです。
おっと、映画の原作は読んでなかった...

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『フランスのママンの焼き菓子レシピ』のガト-・ヤウー

サイドバーでも紹介しているこの本。
写真をながめてるだけでも楽しい本で、ほんとにお菓子がおいしそう!
ぜーんぶ作るつもりと言っておいてなかなかやりゃあしなかったのですが。


すでに2回目 ふふふ。
ようやく作ってみました。
一番簡単なのを。

ガトー・ヤウー (Gâteau yaourt)といって
ヨーグルトを使ったケーキです。
ほぼ同量になるよう計ったヨーグルト、バター、小麦粉、卵を
混ぜて焼くだけ。
シンプルな材料、シンプルなレシピ、のシンプルなケーキ。
焼きたてには、外側カリッと中はしっとりふんわり、の食感も楽しめます。

「素朴だけれどおいしい」「フランスの家庭のレシピ」が基本
と本書にあるのですが、
ほんとにそんなカンジの懐かしいおいしさ。
くせになるお味なのです。


超簡単。
で、うまー。
で、栄養満点!(=カロリー満載!)
是非おためしを。


◇マリコ・デュプレシさん 『フランスのママンの焼き菓子レシピ


「マミ・ガトー」 http://mamie-gateaux.com/

  ↑マリコ・デュプレシさんがフランスで経営しているカフェのホームページ。
   更新途中のようですが数点の写真からあったかい雰囲気は感じられます。

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「春を感じたこと」

しょうがく2ねんせい の どうとく の じかん。
「”あさねぼう” は どうして するとおもう?」 という しつもんです。
まえの夜 に おそくまで おきていたから、などの こたえ が あるなか
ドウダンツツジのびまくり! ゆっこは こたえました。
「おふとん が あったかいからー。」
せんせい いたく きょうかん し、
「そーいう ときって あるよねー。」
と えがおで うなづいた。


つい先日あった姪っ子のエピソードでございます。
道徳の答えとしては三重丸じゃあないかもしれないけど、いいでしょ?
と「おばあちゃん」である母が言っておりました(←ババばか)。
なかなかやるねぇ、と私(←オバばか)。


思い出したのは『清水義範の作文教室』。
のびのびと書かれた小学生の作文がたくさん載っているのですが
そのなかのある作文が好きなのです。
”思ったこと”や”自分の気持ち”を文章にする、ということが苦手な
女の子が書いた、春を間近にした植物の丁寧な観察。
感情的な言葉は全然使っていないのに、その子の気持ちの揺れまで
伝わるようで。
大人にウケそうな文章ばっかり書いていた自分では絶対に書けない、
その文章のステキさに気づいた清水さんがステキだと思ったものです。

「パスティーシュ」や一連の「名古屋もの」、西原さんとの共著も楽しいけど
『ダムとカンナとシンシロシテン』『新築物語』『家族の時代』などなど
家族や親子について書いた作品がじんわりよいです。
最近ご無沙汰だけど、また読んでみようかな。

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苺摘みの季節

ちょっと時期はずれ久しぶりに梨木香歩さんのエッセイ『春になったら苺を摘みに』 (新潮社)を読む。
彼女のまわりに心の間口の広い人が多くいるのは、きっと彼女自身がそうなんだろうなぁ。
にごりのない深く黒々としたまっすぐな瞳の少女。というのが梨木さんのイメージ。

「理解はできないが受け容れる。ということを、観念上だけのものにしない、ということ。」

胸にくる言葉。
桜が美しく咲く季節になったので、私も苺を摘んでみたくなったぞ。
というわけでブログなどはじめてみたのでした。

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