アニメ・コミック

『どろろ』映画化!ですか。

日差しに映えます ◇ 映画『どろろ』 来春公開



テレビCMで初めて知った...
ってあたり情報が遅いんですが。




言うまでもありませんが、『どろろ』手塚治虫先生の作品

戦国時代、不思議な宿命を背負って生きる「百鬼丸」と
天涯孤独の身でこそ泥として生きる「どろろ」との
妖怪退治の旅を描いたお話です。


長いっすよ、ここから。


(内容に触れます。これから作品を読むつもりの方はご注意くださいね。)


自己のアイデンティティー(=欠損した身体)を取り戻すために妖怪と戦いながら
戦禍に苦しむ人々を目の当たりにしていく少年「百鬼丸」の精神的な成長。
その側で、生きるために自己を偽り少年のふりをしながら
幼いながらも権力に屈せずに強く生きようともがく「どろろ」。
そうした人間模様と絡めて、戦争への警鐘を鳴らしている作品...といえると思います。

まだモノクロだった時代にTVアニメとしても放映され
昨年はプレステ2のゲームとしても発売されたようです。


どうして実写でやるんでしょうね。
セガでゲームが出ていたというのは、ハマッてるなぁとすごく納得しましたが
実写はいただけません。

いや、やってもいいんですけど、出演者がまずい。
いえ、妻夫木さんも柴咲さんも結構好きな役者さんなので
彼等に文句はありません。
(ベストのキャストかっていったら違うだろって言いたいですけど。)


問題は設定です。

主役の二人を同年代に設定しなおしちゃった時点でアウトです。

しかも監督さんが『黄泉がえり』の方...
若い男女のラブストーリーとして描かれちゃたまらんのですよ。
姑息だ。


映画で、いくら男装してる設定にしたって
まさか柴咲さんの演じる「どろろ」を
少年のふりをしてる少女として見るのはムリがありますよね。
一目見て「男じゃないじゃん」て思っちゃうと思いません?

原作の題名が『どろろ』なのはどうしてかっていったら
本当は少女であるところの自分のヒミツを
隠し通そうとしてるからじゃないのかなぁ。

『リボンの騎士』などでも描かれる
「本当のことは言えない」もどかしさ。

そこから生まれる心の機微とか葛藤とかを
全部削っちゃうのってどうなんでしょう。

しかも、どうしてそうなっちゃったかっていえば
時代背景がすごく大事なわけで。

戦国の、荒れた世の中だからこそ彼女に起こった悲劇のはずなのに
最初からヒミツがバレてるんじゃ意味ないと思うの。

それに、少女の淡い慕情じゃ盛り上がりに欠けるからって
主人公を妙齢の若人に変えちゃうのって安易。
二人の恋模様をそんなにクローズアップされちゃうのは
興醒めなんだけどな...


なんて、熱く暑く語っちゃったって、原作を知らない人にとっちゃ
「へー」「ふーん」って程度の話題なんですよね。

でも好きな作品だからなぁ~黙ってられなかった~


映画としての出来が良ければ問題ないか。
別の作品として見るべきですよね。
私は観ませんけどね。


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『笑う大天使』近日公開

いまさらだけど『笑う大天使(ミカエル)』が映画になるのかー。
いやー、知らなかった。
TVドラマもそうだけど、どんだけマンガが原作の作品ばっかり出てくるんだか。
しかし、サイトのデザインが『嫌われ松子の一生』と似てるような...
いや、花が飛んでるところだけか。


『笑う大天使』の原作は、川原泉さんの描いた少女漫画。
川原泉さんの作品は、哲学を専攻していたという経歴が伺える深い洞察や
小さなコマにびっしりと敷き詰められたセリフや文章など
少女漫画という枠を微妙に超えた独特の雰囲気を醸し出す作風が特徴です。

おとぼけなキャラクターとおとぼけなストーリーのなか
じんわりと滲む暖かさに胸をうたれます。
『笑う大天使』はもちろん、『空の食欲魔人』、『カレーの王子さま』、
『フロイト1/2』、『中国の壺』、などなど
どの作品も笑えてじんとくる、良質なものばかり。

とりわけ『美貌の果実』という作品集に収録されている
『架空の森』というお話は印象深い。


ボケが進んでしまった祖母を連れ、主人公と祖父が初夏の森を散歩する。
咲き乱れていた白い花をみて、花の名前は何か、と主人公が祖父にたずねる。
と、これは空木、卯の花ともいうのだ、と祖母がこたえる。
その一瞬、本来の祖母に戻り、そしてまもなく逝ってしまいます。

これはつつじ 卯の花の舞う美しいシーン。
物語の本筋でないところも繊細に描く
作者ならではの人間の描き方が心に残る作品です。

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『ブレイブ ストーリー』公開間近

宮部みゆきさんの『ブレイブ ストーリー』がアニメで上映されるんですね。
いやー、知らなかった。
どんだけファンタジー映画ばっかり出てくるんだか。
声の出演者には、松たか子さん、大泉洋さん、ウエンツ瑛士さん...
わりと好きな人たちばっかりだな。見ちゃうかな。
しかし、キャスト紹介のページの樹木希林さんはスゴイな。


宮部さんの作品はいくつか読みました。
だいたい何を読んでもほぼ面白いのが驚き。
いろんなジャンルを書いているので、ものによって好みは分かれるところでしょうけど。

しかし、なんといってもダントツに好きなのは『火車』。
ラストシーンに向けて収束していくあの緊張感がたまらない。
ずっしり思い読後感が、いつまでも余韻を残すスゴイ作品。

ごはん?クロスファイア 』、『R.P.G. 』などもよいですね。
どれも、心に暗い思いを秘めた女性が主人公の作品ですけど。
その芯の強さにあこがれつつ、それが怖くもあり。
追いつめられた背景が痛い作品ばかりです。
おっと、映画の原作は読んでなかった...

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本日のテーマ ④

ごはん夕飯の支度がのってくると、つい口ずさむメロディ。
包丁さばきにも次第に熱がはいる。
いずれは魔のレシピを生み出し、食卓をおおいに賑わせるのだ。

 
 

王者!侍ジャイアンツ (アニメ「侍ジャイアンツ」シリーズ後半の主題歌)
 



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食い入る

歩道橋にてDVDレコーダーを購入したばかりのころ。
その映像の美しさに盛り上がり、ソフトを借りまくったことがある。
一番観たかった作品がレンタル中だったのかなんなのか、息抜きのつもりで借りた『クイール』。
乾いたカンジに淡々とつづられる日々が、油断して観ていたところに染みこんできた。

物語は当然のようにクイールが一生を終えるところまで描いていく。
どうなってしまうのかはわかっているけど涙がでてしょうがない...そんなクライマックスにさしかかったとき「ずずっ」という音。
ふりかえるとそこに、身じろぎもせず画面をみつめ声を殺して号泣している男が。

ハナをすすりしゃくりあげ、まさに嗚咽する相方。
そのあまりの泣きっぷりに度肝をぬかれつつ、黙ってちり紙を差し出してやりましたよ。
こっちの涙は半分乾きましたけどね。
後できいたら映画の後半ほぼずっと涙をながしつづけていたとか。
映画でもドラマでも泣くのはこっちの担当だったので驚いた驚いた。
今、相方にとって一番危険なことは『子ぎつねヘレン』を映画館で観ること...

犬の一生を描いた谷口ジローさんの『犬を飼う 』も、ぽーんと投げ出したように死を描く。
清水玲子さんの『WILD CATS』のなかで主人公が「ずうっと一緒だよ」と話しかけるシーンがあるのだけれど、ほんとにそうならいいのにねぇ。


◇これならできるかな?
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『チリンの鈴』

ふと見た牛乳パックに牛乳・チーズ・ヨーグルトのかわいいキャラクターを発見。
日本酪農乳業協会が展開する食生活改善運動「3-A-Day」のキャラクターたち。
デザインは、やなせたかしさん。
さすがアンパンマンの生みの親、色々やってらっしゃいます。
でもこの人の描くキャラクターのかわいさにだまされてはいけない。

やなせたかしさんの原作だと後から知って驚いたアニメーション映画『チリンの鈴』。
強烈な印象で忘れられない作品です。

当時、乙女心をわしづかみにするキャラクターやグッズ、革新的な雑誌の発行などで他の追随を許さなかった(と勝手に思っている)サンリオ。
そのサンリオが製作する映画の数々は、これまたどれも美しく切なく愛と夢と希望をファンタジックにリリカルに描いていた(「いったいどんなんだ」と言ってはいけない)。
そのなかにあって、この作品が描いた哀しみと残酷さは心が苦しくなるほど。
その鮮烈さのあまり、お目当てだった同時上映『親子ねずみの不思議な旅』よりも記憶に残ってしまいました。
ちなみに『親子ねずみ...』はサンリオの長編アニメーション第一弾。
「パパここはどこなの? 僕達これからどうなるの?」
「パパにもわからないんだよ」
というCMのフレーズはあまりにも有名(私のなかで)。
『チリン...』はその併映で、ほんとに短い映画だったのです。

060408去年の年末にはBSで放送されていたそう。
多くの人が今も忘れられずにいるらしい。
やなせたかしさん、おそるべし。
しかし実は原作は未読なので、映画との違いも知りたいし読まなくちゃね。
違いといえば、『あらしのよるに』も未読だし。
でもなにより、もう一度映画をみたいなぁ。


狩るものと狩られるもの。
同じ構図の物語に永井豪さん作『デビルマン』が。
テレビアニメでなく、マンガの方。まだなら是非。
でもアニメの方も好き。

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